お肌の構造
お肌は以下のような構造になっていることはご存じですか?
@表皮・・・皮膚の表面を覆う組織。
約14層、0.02ミリの角質層ではお肌の水分を保つ働きをします。
(水分蒸発を防いだり、自ら水分を抱え込んで潤いを保つ)
・表皮の一番下の基底層で皮膚の細胞が作られる
・上へと向かい角質層に変化(約2週間)
・垢となってはがれ落ちる(さらに2週間)
つまり、約1ヶ月で新しい細胞に生まれ変わります。(ターンオーバー)
A真皮・・・皮膚の弾力をつかさどり、栄養を表皮に送り込む。
・膠原(こうげん)繊維のコラーゲン
・弾力線維のエラスチン
これらの皮膚のはりと弾力を保っています。
B皮下組織・・・線維質と皮下組織からできています。
外部の刺激から筋肉や骨を守るクッションになり、体温の放出を防いだり、余分な栄養を脂肪とし
て蓄えます。真皮、さらに表皮に栄養を送り込む元でもあります。
ターンオーバー
ターンオーバー(表皮の生まれ変わり周期)
10代 | 約 20日 |
20代 | 約 28日 |
30代 | 約 40日 |
40代 | 約 55日 |
50代 | 約 75日 |
60代 | 約100日 |
上記は、一般的で【新陳代謝】が正常な場合の目安です。いつまでも若々しい人は【新陳代謝】が活
発であり、トラブル肌やシミ・シワが多い人や老けて見える人は【新陳代謝】が悪いという事が考えら
れます。
皮脂腺と皮脂
皮膚にある皮脂腺は皮脂を分泌します。皮脂量は、部位、年齢、性、季節、皮膚の温度によって異なり、
女性は20代をピークに徐々に皮脂分泌が低下してきます。特に顔の皮脂は、女性は男性の約1/4量。
それに比べ、男性は50代を越えるまで皮脂量が増え続けます。
皮脂腺の活動はホルモンの影響が大きく、特に男性ホルモンは皮脂腺を肥大させます。
女性の場合【生理】により、ホルモンの影響を女性は絶えず受けていることになります。お肌も【安定期(
排卵前後1週間)】と【不安定期(生理の前後2週間)】を繰り返しているわけです。
安定期 | 皮脂分泌も穏やかでお肌も白く良い状態 |
不安定期 | 男性ホルモンの影響で、肌は浅黒く皮脂の分泌が過剰に吹き出物やガサガサ肌等のトラブルを起こしやすくなります。 |
また背中のニキビなども同様で、特に全体的に男性ホルモンの分泌過剰タイプの人に多く起こります。
スキンケアだけでなく、身体のバランスを整える事によって、より美しくなることができると言えます。